「毎月10万円以上グルメサイトに払っているのに、利益が全く残らない」 「クーポンを使ったら、二度と来店してくれない」
飲食店のオーナー様から、このようなご相談を毎日のように受けます。
結論から言うと、ポータルサイト(食べログ、ホットペッパー、ぐるなび等)に依存した集客は、資金力のある大手チェーン店には勝てない「消耗戦」です。
今回は、個人店がポータルサイト依存から抜け出し、利益を最大化するための「LINE公式アカウントを使った、えこひいき戦略」について解説します。
なぜグルメサイト集客は利益が残らないのか?
ポータルサイト経由で来店するお客様の多くは、「あなたのお店に行きたい」のではなく、「エリア×予算」で検索し、一番お得なクーポンがあるお店を探しています。
そのため、割引で利益が削られるだけでなく、次回も別の「もっと安いお店」へ流れてしまい、リピートに繋がりません。
いわば「穴の空いたバケツに、高いお金(広告費)を払って水を注ぎ続けている状態」です。
パレートの法則:売上の8割は「2割の常連客」が作る
ビジネスには「売上の8割は、全顧客のうちの2割の優良顧客が生み出している」というパレートの法則があります。飲食店も例外ではありません。
新規客を1人獲得するコストは、既存客にリピートしてもらうコストの5倍かかると言われています(1:5の法則)。
つまり、グルメサイトに毎月10万円払って新規客を呼ぶよりも、その予算を「すでに来てくれたお客様を喜ばせること」に使ったほうが、圧倒的に利益率は高くなるのです。
最強のツール「LINE公式アカウント」で顧客名簿を持つ
そこで必須になるのが、お客様と直接繋がる「顧客名簿」を持つことです。
現在、最も開封率が高く効果的なのがLINE公式アカウントです。
しかし、多くの飲食店はLINEの使い方も間違っています。
「雨の日10%オフ!」や「生ビール1杯無料!」といった【値引き配信】ばかりしていませんか?
これではグルメサイトのクーポンと同じで、お店の価値を下げてしまいます。
利益を生む「えこひいき(VIP)」配信の3つのアイデア
LINE配信の正解は、値引きではなく「常連客を徹底的にえこひいきし、特別感(VIP感)を味わってもらうこと」です。
明日から使える3つの配信アイデアをご紹介します。
1. 常連様限定の「裏メニュー」の案内
「いつもご来店ありがとうございます!本日、市場で最高の『〇〇(希少部位や旬の魚)』が手に入りました。LINE登録してくださっている常連様限定で、裏メニューとしてご提供します。ご注文時にこの画面をお見せください!」
効果: 値引きゼロで、特別感だけを提供して来店を促せます。
2. キャンセル枠の優先案内
「今週末の金曜日、急なキャンセルで個室が1枠空きました!グルメサイトで一般公開する前に、いつも来てくださるLINE会員様に先着でお知らせします。」
効果: 機会損失を防ぐだけでなく、「自分たちは特別扱いされている」という優越感を感じてもらえます。
3. 新メニューの「試食会」へのご招待
「来月から始まる新コース料理の『お披露目・無料試食会』に、LINE会員様の中から抽選で3組様をご招待します!」
効果: 圧倒的なファン化に繋がります。
試食会で感動したお客様は、必ずSNSで拡散し、後日友人を連れて正規料金でリピートしてくれます。
まとめ:新規を追うのをやめ、目の前のお客様を愛そう
ポータルサイトの広告費をゼロにするのは怖いかもしれません。
しかし、「目の前のお客様に最高の体験を提供し、LINEに登録してもらい、特別扱いをして再来店してもらう」。
この仕組みが完成すれば、高い広告費を払わなくてもお店は必ず回るようになります。
まずは今日来店されるお客様に、「LINE登録で今日のデザートを少し豪華にしますよ」と声をかけるところから始めてみませんか?
あなたのお店の「えこひいき戦略」、ぜひ一緒に考えていきましょう!

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